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育休で少数派を知る育休前は少数派の視点に気付けない

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育休で少数派を知る自分がどれだけ多数派だったかが分かる

育児休業を取得する男性が増えてきているとはいえ、まだまだ取得率は1.72%(平成21年度雇用均等基本調査結果概要より)とごく少数。
この「育休を取る男」という少数派になってみたところ、少数派(マイノリティ)の人が感じていること・気持ちが少し分かってきました

病院・保育園…みんな母親だらけ父親は少ない

当たり前といえばそうなんですが、育児休業中子どもの予防接種や保育園の保護者会に行くと、周りはほとんど女性・お母さんだらけです。
そんな中に子連れ男性が入ると、やはり最初は「おや?」と周りの雰囲気が一瞬変わります。

もちろんそれだけで、その後に特別自分に困ったことがあるわけではなく、周りに悪気があるわけでも全くありません。
しかし、その場での「周りと違う」、「自分は少数派」という感覚・居心地の悪さは、それまで全く経験したことのないものでした。

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他人事だった「少数派の視点」を知る居心地の悪さが分かる

現在多くの職場では、男女比では男性の方が多いのではないでしょうか?
また、正規・非正規社員の比較でも、男性の方が正社員の割合が多いのではないでしょうか?

これは、これまでは男性が外で働き女性が家庭を守る、というスタイルがスタンダードだった影響が大きいと思います。
しかし、この場合、人生の大部分を世間における多数派で過ごすことになり、少数派体験がほとんどありません
そうなると、常に居心地の良い立場しか知らず、強者の立場からモノを言いがちです。

実際私も、母親だらけの病院・保育園に行くようになって、「あ〜、これは女の人が男性だらけの通勤電車や職場の飲み会を敬遠するの、分かるわ…」と実感しましたし。

育休を取る・育児をするということは、最もポジティブに少数派の視点を得られる手段だと思います。
育児休業を取得する男性が増え、少数派としての体験をすることで、多数の声だけでなく少数の人の声にも耳を傾けることができる世の中になればいいですね。
(育休を取得する男性が増えて少数でなくなれば、今度はまた別の、もっと少数の少数派体験が生まれてくるはずですしね。)

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